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【マダム・ルゥルゥのオウニ商会立ち上げ】
第一話【《ラハマの女豹ルゥルゥ》】
マダム・ルゥルゥが、マドモアゼル・ルゥルゥだった頃から物語が始まる……
【マダム・ルゥルゥのオウニ商会立ち上げ】
第一話
《ラハマの女豹ルゥルゥ》
それはまだ、マダムと呼ばれる前のルゥルゥのお話し。
アレシマ大学をユーリアと同期で卒業したルゥルゥは、ユーリアの誘いを蹴り飛ばす、
「私は、政治には興味無いの。あなたみたいな人ばかりだから。」
「ルゥルゥ……!!」
ユーリアはまだ何やら言いたそうでしたが、ルゥルゥはお構い無しにその場を後にしました。
~それからしばらくして~
「アイツは一体ナニモンなんだ!!!!!!」
「お前知らないのか?最近《ラハマの女豹》の二つ名を持つ、マドモアゼル・ルゥルゥだそうだ……」
「真紅の九七式戦闘機を駆り、一回の出撃で24機撃墜したんだとよ!!」
「Really?Incredible!Unsure...」
「本当に?信じられない!ぐらいのユーハング語で頼む……」
「そうこう言ってたら来なすったぞ…!!」
蒼天の空から真紅の九七式戦闘機が、無傷で着陸しました。
「あら?はじめましての人かしら?マドモアゼル・ルゥルゥです。よろしくお願いします。」
「ああ、よ、よろしくお願いします。」
その日のマドモアゼル・ルゥルゥの公認撃墜数は、48機を記録しました。
《ラハマの女豹 マドモアゼル・ルゥルゥ》の名は瞬く間にその界隈に鳴り響いたのでした…………
良くも悪くも…………
「まだまだ、足りないわね……飛行船【羽衣丸】の建造費用とその乗組員達の雇用費用、護衛の用心棒の飛行隊の契約費用も……私が、自力で稼げる間は空賊に餌になってもらうしかないわね……」
それからしばらく、マドモアゼル・ルゥルゥの鬼神の如き奮戦によって周辺地域の空賊が鳴りを潜めてしまいました。
「マドモアゼル・ルゥルゥ……あんたしばらく出撃しないでくれませんか?」
「なぜかしら?」
「あんたが、空賊を撃墜しすぎたんだよ……これじゃぁ他の飛行機乗りは商売あがったりだ!!」
「あら?それなら私はしばらくお休みさせて頂きますわ。」
~After several days~
「マドモアゼル・ルゥルゥ……!!お助け下さい!!」
ラハマのお偉いさんが血相を変えてマドモアゼル・ルゥルゥの部屋の扉を必死に叩きました。
「あら?慌てた様子で……どうされましたかしら?」
ラハマ上空にそれまでとは桁違いの大空賊団が襲来して来ると連絡が入りました!!
「いつもよりも、報酬額をあげますがよろしいでしょうか?」
「飛行船一隻分払うよ!!ラハマが無傷ですむのならば!!」
「その言葉に偽りあれば貴方のアタマに穴が開きますわ。」
この大空賊団との戦いは【ラハマ上空大空賊団局地戦】として、ラハマ史にこっそり残されました。
《ラハマの女豹の名はこの戦闘を最後に歴史からひっそりと消えました》
「私はもう《ラハマの女豹》マドモアゼル・ルゥルゥでいる理由はないわ。そう……これからは私はマダム・ルゥルゥよ。」
(つづく)
オウニ商会立ち上げ前日譚としてはじめました!!
よろしくお願いします!!