十二位
『武田義信』
信玄の嫡男である。本来の正統的後継者。
川中島の戦いで不手際な行動をしたとされるが、
上杉家の史書によっては義信は限定的ながら手際よく且つ勇敢に戦ったことが記されている。
信玄に都合よく歴史書がねじ曲げられたであろうことは否めない。
過程はどうであれ、結果として義信は謀反騒動の末に死亡してしまったからだ。
偉大な信玄に都合の悪いことは隠して死人に口無しだったかもしれない。
彼が存命するには、叔父『武田信繁』が存命していることが絶対条件だ。
そうであったならば、武田家は輝かしい未来が訪れたことだろう。