ガダルカナルを巡る消耗戦を極力回避して対応したササキ艦隊だったが、その任務の責任追及はササキではなく、ナガノ総長の派閥の政敵対象と化したヤマモト長官に向けられていた。
ヤマモト「前線視察に向かえとな?」
【ヤマモトチョウカンニゼンセンシサツヲメイズナガノ】
ヤマモト「うむ。私はここが潮時か.....................」
ササキ「ヤマモト長官、何か?」
ヤマモト「ササキ君、ありがとう。頑張ってくれよ‼️」
ササキ「長官........」
ヤマモト「うむ。前線まで行ってくれるのかい?」
搭乗員「残念ですが、ご覚悟願います」
ヤマモト「君らも気の毒なことだ」
搭乗員「同感ですが、任務です」
ヤマモト「そうか」
ヤマモト長官を乗せた一式陸攻は、米海軍に撃墜されたと大本営は発表した。
連合艦隊司令長官には、ナガノ総長に近いトヨダ提督が就任した。
つづく