第二話【放たれしミントさんの拳】
~前回までのあらすじ~
アレシマの都に着いたシノさん御一行は、熱血記者サクラさんから取材を受けました。御礼に宿まで手配してくれた好意に甘えたシノさん達……そして夜が明けました!!
シノ「ふわぁ~良く寝たわ~♪」
ヘレン「ぐぅ……すぴ~…zzZ…zzZ…zzZ」
カン!!カン!!カン!!カン!!カン!!カン!!カン!!
フライパンを叩く目覚ましが鳴り響きます!
リッタ「皆さん!!起きてください!!リッタ リッタ~♪」
リッタさんは、宿屋さんの厨房を借りてオムライスを作ってくれていました!!
【しでん】オムライスにはケチャップ文字が書かれています。
シノ「リッタは紫電がだいすきなのね……!!」
リッタ「はい!!紫電愛のリッタですから!!」
ミント「あれ??ちびアコちゃんお姉様達の御姿が見当たらないです!!」
ガシャーン!!
窓ガラスが割れて紙で包まれた石が部屋に飛んで来ました!
《我々は珍獣紳士ミカヅキであ~る。こちらの珍獣は我々ミカヅキがいただくのであ~る。返して欲しいならばオフコウ山まで一人で来るのであ~る。珍獣紳士ミカヅキ》
ゴゴゴゴゴゴォ
ミント「私……ちょっとオフコウ山まで用事が出来ましたので行ってきますね💕」
シノ「ご……ご安全に……」
ミントさんの気迫にシノさんは圧倒されました……
~オフコウ山ミカヅキのアジト~
ミカヅキ「本当に一人で来ましたね~♪ご苦労さまで~す!!取り敢えずこの娘を大人しくさせちゃってくださ~アダダダダダ」
ミント「ちびアコちゃんお姉様は何処ですか……!!」
ドスン!!
ミカヅキ一味に腹パンをミントさんがお見舞いしました……
ミカヅキ「そんな簡単に言うわけが……」
ミント「ちびアコちゃんお姉様は何処ですか……!!」
ドスン!!
ミカヅキ一味はまたまた腹パンをミントさんからお見舞いされました……ミカヅキ一味の命に関わるダメージです……!!
ミカヅキ一味「我々ミカヅキ一味は身体が資本で~す♪今回は見逃してあげ……グヘッ!!」
ミント「二度とちびアコちゃんお姉様の前に現れるな……わかりましたか♥」
もうそこにミカヅキ一味の姿は影もありませんでした……
ちびアコちゃん達「ミントちゃんありがとうなの~♥怖かった㌨………😭」
ミント「ちびアコちゃんお姉様♥ご無事で良かったです♥さぁ、シノさんのところに帰りましょう!」
~シノさん達が宿泊中の宿屋~
ミント「ただいま帰りました!!」
オムライスはまだホカホカです…!!
シノ「はやっ!!」
ヘレン「まじうめー。」
リッタ「♪♪♪♪♪♪♪」
ちびアコちゃん達「うまうま㌨~♥」
シノ「平和?なのかしら?」
(つづく)