このお話は、記憶喪失になってしまったシアラ様が、街娘ソアラとしてニコの前に現れる物語…………………………………
シアラは雷電からいつも通りに降りようとしました。
が、つい踵が引っかかった為に真っ逆さまに落下してしまいました。
シアラ組の子分たちは死にものぐるいで治療しました。
幸い一命はとりとめましたが、シアラは記憶喪失になってしまったのです!!
???「私は?誰?」
ヴィト「貴女はシアラ様の妹君のソアラ様です!!」
ソアラ「私はソアラなのね💕ありがとうございます♥ヴィトさん♥」
ヴィト《違うんだ!!私はシアラ様に蔑んだ眼差しで踏んで欲しいんだ!!》
ヴィトの重い想いはこの際どうでもいいです。
ソアラとなったシアラは双子の妹として扱われることになりました。このことは他のゲキテツ幹部は知りませんでした。
間の悪いことに何故か仲の悪いニコがシアラ組を訪れました。
ニコ「フィオに言われたから来た。シアラは何処だ………♥」
ニコ《可愛い♥》
ソアラ「お名前は?」
ニコ「私はニコ……………シアラは?」
ソアラ「さぁ、姉はいつ帰ってくるかわかりません……………」
ニコ「可愛い♥」
???「アンッ💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢可愛い♥このシアラ様が正気の時は中身が可愛くないって言ってたな!!あぁ💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢違うか💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢」
ニコ「うん、いつも通りのシアラだ。可愛くない」
ヴィト「シアラ様…………嬉しゅうございます♥」
シアラ「ヴィト!!黙ってやがれ!!あとでシバくぞ♥」
ニコ「ソアラのままで良かったのに………」
シアラ「私を可愛いと言えっ!!」
束の間のシアラ様ソアラ様騒動は混乱状態を招くことなく内部処理されました。
【~完~】