【ソアラ様2】
あの騒動から暫く時が過ぎました。
シアラ様は相変わらずニコに可愛い♥と言わせたくて仕方ありませんでした。
雷電から降りたシアラ様は、颯爽と自室へ歩き出しました。
が、ソコに蜜柑の皮がありました。
ニコのことで頭いっぱいなシアラ様は蜜柑の皮に足を滑らされました。
ゴッツーン!!
ヴィト「シアラ様💦シアラ様💦シアラ様💦」
案外周りの組員の方々の方が手際が善きです。
ヴィト「今回の件も………………………」
予感的中!!
シアラ様は記憶喪失です!!
ソアラ「あれ?ヴィトさんこんにちは♥」
ヴィト「ソアラ様、御機嫌麗しゅうございます」
ソアラ様「シアラ姉様がいらっしゃらないならソアラはニコ様にお会いしたいですわ♥」
組員達《殴り込みと同じようなもんだ》
ソアラ様は雷電の操縦を座学で学ぶやその勢いでタネガシの空に舞上がり、説明の通りにニコ組事務所に辿り着きました。
ニコ組員達「雷電の悪魔シアラが来たぞー!!」
ニコ「どうした……………………………………」
ニコ「♥」
ソアラ様「ニコ様………………………?」
ニコ《ソアラはシアラの妹 ソアラはシアラの妹 ソアラはシアラの妹》
ソアラ様「ニコ様、これフィオさんにあげるようにシアラ姉様から………………」
ニコ「ユーハング蜜柑ジュース?」
ソアラ様「ニコ様はシアラ姉様がお嫌いですか?」
ニコ「嫌いじゃない……………………」
ソアラ様「シアラ姉様は可愛いですか?」
ニコ「それはソアラに言う話では無い………」
ソアラ様「ぐすん。シアラ姉様はニコ様が可愛いと言ってくれると嬉しいから頑張ってるんです!!可愛いと言ってあげてくださいね!!」
ニコ「シアラには内緒だぞ。ソアラ……………」
ソアラ様はシアラ組事務所の自室に戻って眠りにつくことにしました。
翌朝、ソアラ様はシアラ様に戻っていました。
シアラ様「……………………なんだか変な夢だったわ……ニコに可愛いと言わせたくてこのシアラ様が努力しているなんて!!私が私を許さない😤」
ヴィト「もっともっともっと踏んでください!!」
シアラ様とソアラ様とニコの三角関係が始まりました!!
(つづく?)