とある日の墨東署交通課にて、
課長「辻本～小早川、お前たち二人に頼みがある」
小早川美幸「なんでしょうか？課長」
辻本夏実「課長～♪」
課長「ｺﾞﾎﾝｯ！近年墨東署管轄内でも飲酒運転違反の事故が多発している。そこでお前たち二人に近々開催される【飲酒運転防止ライブコンサート】に参加して貰う」
美幸「決定事項ですか？」
課長「そうだ」
夏実「うぇ～めんどくさい～」
美幸「もう‼夏実⁈💢」
課長「ｺﾞﾎﾝｯ!二人とも頼んだぞ！」
課長から頼まれて【飲酒運転防止ライブコンサート】への参加が決定した二人であったが、肝心の楽曲が無かった。オリジナル楽曲限定の条件が足枷になっていたのである。
夏実「美幸～曲なんて素人に作れないわよ～」
美幸「ええっと、そうだ‼️中島君ギターの趣味あるんだった‼️」
夏実「それよ！」
二人は中島君に相談した。
中島「小早川、辻本、作曲がそんなに簡単に出来る訳がないだろう」
夏実「中島君～そこをなんとか！」
美幸「お願い‼️中島君‼️」
中島「小早川❤️ｺﾞﾎﾝｯわかった‼️この墨東の白き鷹、中島剣がなんとかする‼️」
二人「ありがとう、中島君‼️」
それから三人は、あ～でもない、こ～でもないと作曲に取り組んだ。なんとか曲はそれっぽいのが出来たが、作詞が間に合わないまま本番当日を迎えてしまった。
司会者「続けて、墨東署交通課のM&Nのお二人です♪」
美幸「夏実、どうするのよ？」
夏実「いきおいらよ～」
美幸「夏実？うわ！お酒臭い‼️」
夏実「いきおい いきおいなんとかなる～♪」
美幸(サポートに徹するしかない‼️)
【アルコール中毒哀歌】
(夏実のアドリブ)Lyrics by どら焼きパンケーキ中佐
夏実「今日も朝からお酒を飲んで立ち飲み居酒屋まっしぐら
道中ふらふら千鳥足
酒瓶片手に千鳥足
片手は既に震えが来てる
そんな
アルコール中毒哀歌
昼間から酒なんてまだまし
おいらは朝から晩までお酒
主食・酒
副食・酒
汁物・酒
飲物・酒
朝昼晩エンドレス酒ワルツ
疾風怒濤・驚天動地のエンドレス酒ロンド
そんな
アルコール中毒哀歌
晩酌なんて言葉は知らない
酒が切れたら鉄管ビール
喉を潤したら酒を買いに行く
道中酒を飲む
酒瓶片手に帰宅する
寝酒を飲んで床に就く
明日も朝から晩まで酒を飲む
肝硬変確実
手の震えが止まらない
そんな
アルコール中毒哀歌
アルコール中毒哀歌
アルコール中毒哀歌
アルコール中毒哀歌」
観客「ざわざわ」
観客「パチパチ パチパチ パチパチ」
それなりに受けてライブコンサートを乗り切っのであった。
後日墨東署交通課
課長「辻本、小早川～ご苦労だった」
二人「ありがとうございます！」
課長「辻本～観客の方からお前が飲酒していたことが、苦情相談されているぞ💢小早川！お前が居ながら何故止められなかった‼️」
二人「申し訳ありませんでした‼️」
課長「二人とも始末書を書いて来るように」
夏実「課長～♪」
課長「辻本💢反省しろ💢」
夏実「ハイ…」
二人は大量の始末書に忙殺されるのであった。
夏実「なんでこうなるのよ～～～～～～～～～～‼️」
美幸「私が言いたいわ…」
（おしまい）
