レオナ【私がまだ小さな頃に好きでたまらない絵本があった。『ブルースカイシンデレラ』という題名だ】
お城の防衛戦に継母達が高価な戦闘機で王子の初陣に駆けつけて玉の輿を狙うなか、シンデレラは自力で赤トンボを改造していました。そして一心不乱に王子のもとに駆けつけて、王子の初陣を勝利に導いたのです。
しかし、赤トンボの燃料が尽きて不時着したシンデレラは、
「これでは王子様に恥ずかしくて顔向け出来ない!」
と、継母達が待つお家に帰ってしまいました。
それからしばらくして、王子が赤トンボのパイロット探しを始めました。
修理はされていましたが、もの凄いクセのある改造をしている赤トンボを満足に操縦できた娘はおらず、シンデレラの番がきました。
シンデレラは赤トンボを手足の如く自在に操縦できたので、王子を勝利に導いた者がシンデレラであることが証明されたのです。
王子はシンデレラを妃として迎え入れ、近衛飛行隊長に任命しました。
人々は彼女を『ブルースカイシンデレラ』と呼ぶようになりました。
めでたし めでたし
ザラ「レオナってその絵本好きよねぇ。夢みる乙女なのよね。レオナって」
レオナ「はんかくさいこと言うなー‼️」
おしまい